ESG経営、SCOPE3への対応

 ESG(イーエスジー)は、Environment(環境)Social(社会)Governance(企業統治)の頭文字をとったもので、企業の将来的な発展を評価するための指標といえます。
 事業者は改善のための積極的な取り組みがなされているのかが問われます。

 温室効果ガスの排出量を評価するにあたっては、排出場所の違いによってスコープ1・2・3の基準があります。

Scope 1事業者自らによる温室効果ガスの直接排出
Scope 2他者から供給された電気・熱の使用に伴う間接排出
Scope 3Scope2 以外の間接排出
(事業者の活動に関連する他者の排出)

 ESG経営もスコープも環境意識の高い大企業だけの取り組みではありません。
アップル、グーグルなどの企業はスコープ3達成のために脱炭素の原材料を求めており、適合しない事業者とは取引しないとしています。
 今後も広がる傾向にあり、融資、取引上の対策が必要です。